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「2005-2006年の生活と消費実感・予測調査」結果発表

〜“選択と集中”で、支出増ポテンシャルは高まり見せる〜

先行き感「二極化」の兆しの中、支出バランスの感覚を磨く生活者

株式会社I&SBBDO(社長:三箇 和彦、本社:東京都中央区)では昨年11〜12月、首都圏、阪神圏、中京圏の一般消費者( 20−69才 男女 )を対象に、2005年の生活と消費の「実態・評価」と2006年の「予測」を調査した。この調査は2002年から実施し、今回で4回目。(中京圏は前回から実施)今回の調査報告では、全般基本分析に加えて血液型による比較も試みている。

【調査結果サマリー】
■「二極化」に向かい本格胎動か
今回の調査結果では、「1年後の暮らしに対する先行き感」で昨年まで続いていた膠着状態から、「良くなる」「悪くなる」の「二極化」への動きがはっきりと確認された。来年以降の展開次第では、「2006年」が、後に「分岐変動が始まったタイミング」として語られる可能性もありそうだ。

■基本的な「節約志向」は変わらず
購買に対する基本姿勢に浮かれた様子は見られない。時代の空気は確かに好景気に向かっているものの、個人個人が日常の暮らしにおいてそれを実感するには至っていない。また、ここにきて消費税をはじめとする増税論議も現実味を帯びてきたりで「見通しのきいた明るさ」とはいかず、この姿勢は今後もおそらく続くと見られる。
そんな中で、「無駄銭」を減らすための工夫・努力を厭わない消費の姿は、特に「堅実なこと」ではなく今や「一般的な消費作法」とも言えそうで、「確かな価値」を感じさせない費用の節約には貪欲だ。

■重点費用への支出意欲は高まり見せる
ただし、「生活全般に切詰める」というわけではない。実際、支出自体は全般に増えており、「お金をかけた」費目、「お金をかけたい」費目の数も少数ながら増えている。つまり「意向の高い支出」に対しては、むしろポジティブな姿勢を見せ始めている。要するに、各自の「暮らしの最適化」を前提とした、重点費用への「選択と集中」のスタンス。収入が大幅増とはいかない現実生活の中では、「(自分なりの)意味のある支出」のために「節約できる費用」は節約する、といった健全なバランス感覚がより一層重要になってくるだろう。

弊社では、別途 毎年実施しているオリジナル調査『CoVaRR(全国消費者価値観調査)』の昨年結果から『自己武装の本格支度』という新たなキーワードを提言したが、その典型的な“武装ネタ”である「お金」と「自己研鑽」への意識は今回の結果でも高かった。(「資産の自己運用」に対する高い意識や、「投資・資産運用」への支出意向の高まりも今後の生活者像を示唆するものとして注目したい)これらの費目は今後も堅調な推移が予想されるものの、これらを含めて個人消費全般はどう動きを見せていくのか?ようやく薄日が射しつつある中、生活者に対してどれだけ「有意義な価値」を創造することが出来るのか、サイフの口はそれに応じて広がりを見せそうだ。


【調査概要】
●調査対象者・・・20〜69歳一般男女個人
●調査期間・・・2005年11月24日(木)〜12月21日(水)
●調査エリア・・・首都圏:50キロ圏、阪神圏:大阪全府下及び近隣10市、中京圏:愛知県(市部)及び近隣3市
●サンプルサイズ・・・有効回収数1846票(首都圏1020票、阪神圏516票、中京圏310票)回収率 76.9%
消費者パネルより、対象年齢層をランダムに抽出。エリアのサンプル配分は人口構成比に基づく。
●調査手法・・・郵送調査法
●調査実施機関・・・Ipsos日本統計調査(株)


【調査結果詳細】
<1>景気予測
●「景気は2005年より良くなる」−2006年は前向き予測が増加。

景気についての2005年の実感は「良い」が18%と前回調査時の6%の2倍以上となっている。「悪い」とするスコアも大幅に減少し半数以下(44%)となっており、景気回復を実感している。
さらに2006年の予測でも、「良くなる」が14%→26%と大幅に増加し、18%→14%と減少した「悪くなる」のスコアのほぼ2倍となった。
エリア別の景気実感では、中京圏が「良い」が2割を超えて最も景気回復を実感している。2月のセントレア(中部国際空港)オープンに続き、3月から9月の「愛・地球博」(動員2,250万人)で盛り上がった2005年の中京圏は、景気実感も良かったようだ。しかし、予測ではエリア別に大きな違いは見られない。

<2>「暮らしやすさ」の予測
●2006年の「暮らしやすさ」は二極化の兆し。

2005年の日本は「暮らしやすい」と感じていた人が31%→33%とわずかに増加したものの、「暮らしにくい」「どちらともいえない」との3層化の様相が前回から引き続き見られた。しかし、2006年の予測では「変わらない」が依然圧倒的ではありながらも、大きく減る一方で「暮らしやすくなる」「暮らしにくくなる」が増えており、二極化傾向がうかがえる。
エリア別では、2005年は「暮らしやすい」とした人が景気実感と同様に中京圏で36%と最も多かった。2006年の予測では「暮らしやすくなる」はエリア別に大きな違いは見られない。しかし、「暮らしにくくなる」は首都圏が他エリアに比べて低くなっている。

<3>主要費目別支出
●生活必要経費の節約意向は継続の一方、「レジャー・イベント費」や「預貯金」へは高い意向。
〜 さらには「投資・資産運用」にも新たな動き 〜

〔衣・食・住〕
全般に節約モード。「外食」「家電品」「健康食品・サプリメント」が「お金をかけた」トップ3。これらはいずれも2005年に「お金をかけたい」(と想定していた)よりも「お金をかけた」が大きく上回っており、思惑以上にお金がかかってしまった費目であるといえる。

〔余暇・レジャー・教養〕
旅行やイベント(家の中、外ともに)などのエンタテインメント性のある支出と、自分を磨く(身体、頭ともに)ための支出意向が高い。中でも「海外旅行」「国内旅行」「教養・勉強・資格取得」「子供の教育費」の「お金をかけたい」シフト度合は高く、今年の世帯支出を見込む上でカギを握る費目となりそう。

〔金融関連〕
「預貯金」にお金を回したい意向が顕著である。また、「投資・資産運用」については2005年に「お金をかけた」が「節約」を上回り、2006年も「お金をかけたい」が「節約」を上回っている。個人投資家による「株ブーム」を下支えする意識土壌がうかがえる。

<4>買物の仕方
●まだまだ引き締めモードで堅実路線を継続。

利用が増えそうな買物の仕方の上位は、2005年の利用実績とほぼ同様の結果となった。2006年も2005年の実態をベースに堅実路線は継続の様相。一方、減りそうな買物の仕方では「衝動買い」「気に入ったものがあれば、その場で即断して買う」が目立つ。また、「新発売の商品を買う」も減りそうとの予測が集まった。今の消費者を、単に「新発売である」ことで実購入へと向かわせることは急速に難しくなってきていることがうかがわれる。


<< 消費生活の牽引役は、「AB型」に期待・大!?>>

血液型別に比較したところ、「AB型」に関して、以下のような興味深い特徴的結果がみられた。
AB型に対する一般的特徴としては、よく言われる「二面性・掴みどころがない」の他、“知的好奇心旺盛で活動的、さらには冷静・客観的な究極の合理主義者”等と言われ、今回の結果もこれらの特徴とかなり共通する部分があるようだが、さて?

【生活実感/生活満足度】
■AB型は、「前向きな、現状肯定派」。
〜現状の「生活全般」、及び「時間のゆとり」に対して相対的に高い満足度〜

*AB型が相対的に高かった主な項目:
「2005年の生活全般に関する満足度」
「2005年の時間のゆとり具合に関する満足度」
「生活全般にみた今の日本の暮らしやすさ/暮らしやすい」
「2006年の生活全般に関する予測/良くなると思う」


【2005年の生活費目別支出・節約状況】
■AB型は、「“実りあるアクティブ型消費”に積極的な、しっかり者」。
〜「海外旅行」「スーツ・ジャケット類」「教養・勉強・資格取得」「子供の教育費」等には積極支出の一方で、「マッサージ・エステ等」「美容院・理容室」にサイフの紐は固め〜

*AB型の「すすんでお金をかけた+ややお金をかけた」が相対的に高かった主な項目:
「海外旅行」「スーツ・ジャケット・ワンピース等」「教養・勉強・資格取得」「子供の教育費」「コンサート・映画・劇場(観劇)」「防犯・セキュリティ関連」

*AB型の「すすんでお金をかけた+ややお金をかけた」が相対的に低かった主な項目:
「マッサージ・エステ・ネイルサロン」「美容院・理容室」


【2005年の買物態度】
AB型は「値引きやおまけの交渉を」、「よくした」が最も高く、「ほとんどしなかった」が最も低い


<< 高額消費の牽引役は、昨年も今年も「AB型」?!>>

<2005年に世帯購入した最も高額な買物>
AB型:136万円(全体平均:109万円、O型:116万円、A型113万円、B型:84万円)

<2006年に世帯購入を検討している最も高額な買物>
AB型:184万円(全体平均:160万円、B型:184万円、O型:154万円、A型:141万円)

AB型のスコアが相対的に高い具体的検討カテゴリー:「AV・デジタル家電」「PC関連」
「住宅(関連)」「旅行」等



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