相場の流れを見る必要あり|バリュー型が優勢の傾向|組み入れ銘柄を見て投資判断を
グロース型・バリュー型とは、アクティブ運用を行う株式投資信託を投資スタイルによって分類したもので、主としてグロース株に投資するファンドをグロース型ファンド、主としてバリュー株に投資するファンドをバリュー型ファンドと呼びます。
グロース株とは、今後の利益成長率が高いと期待される企業の株、すなわち成長株を指し、バリュー株とは、利益・売り上げ・資産等から算出された企業の投資価値よりも株価が低くなっている株、いわゆる割安株を指します。グロース株は、インターネット関連株やハイテク関連株など、一般にPER(株価収益率)やPBR(株価資産倍率)の高い銘柄が多く、一方のバリュー株は、主に素材株や内需関連株など、低PBR、低PERの銘柄が中心となっています。
近況 1999年夏から2000年春にかけては、IT関連を中心としたグロース株相場が形成され、多数のグロース型ファンドが設定されましたが、2000年春以降、それらの大半が大きく値下がりすると、代わってバリュー株投資が注目を集め、バリュー型ファンドの設定が相次ぎました。その後は、2001年秋に一時グロース株がやや盛り返しを見せましたが、概ねバリュー株優位の傾向が続いています。
このように、グロース株とバリュー株とは、値動きの仕方が異なるため、相場の流れがどちらに向いているのかを捉えて選別投資を行うことによって、投資効率を高めることができます、また、両者にバランスよく投資すれば、長期的にはリスクの分散を図ることにつながります。
注意 ある銘柄がグロース株かバリュー株かという判断は、ファンドの運用会社や評価会社によって異なる場合があります。また、グロース株と目される銘柄が株価の下落によってバリュー株に該当したり、反対に、かつてバリュー銘柄だった企業がグロース銘柄へ転換する例もあります。そのため、バリュー株ファンドという名前がついていても、実際はグロース株への投資比率が高いというファンドもあります。しかも、バリュー株は、いずれ「割安さ」が薄れるときがくるはずですので、バリュー投資のスタイルを維持するためには、銘柄の組み替えが必要となります。
グロース・バリューという投資スタイルを重視してファンドを選択する場合には、実際の組み入れ銘柄を検証したうえで判断することが肝要です。
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