特定のテーマに集中投資を行う|ファンドの性格がつかみやすい|長期投資に適さないものも
テーマ別ファンドは、特定のテーマに沿って銘柄を選別し、集中投資を行うファンドです
テーマ別ファンドでは、業種別ファンドとは異なり、一般的に業種を横断するようなテーマが設定されているのが特徴です。ITをはじめ、バイオテクノロジー、ヘルスケア産業、環境、資源、リストラなど、その時々の社会的関心やマーケットの注目度が高いテーマを掲げるファンドが多数販売されています。テーマによっては、国内の株式だけではなく、海外の株式に投資するものもあります。
メリット テーマ別ファンドは、投資家にとってファンドの性格がつかみやすく、選択しやすいという利点があります。
注意 同じようなテーマが掲げられていても、組み入れられている銘柄はファンドによって異なります。テーマ別ファンドに投資する場合には、そのファンドの銘柄選定基準を十分理解することが肝要です。また、テーマ別ファンドでは、特定のテーマに集中投資を行うことから、「分散投資」という投信本来のメリットが弱められていることになります。その意味では、ハイリスク・ハイリターン型のファンドともいえます。
株式市場では、主要な投資テーマが常に変化しています。テーマ別ファンドで高収益を上げるためには、売買タイミングの判断も重要な要素となります。したがって、ファンドのテーマによっては、長期投資には適さないものもあることに注意が必要です。
近況 近年は、かつて人気を集めたIT関連、バ目イオ関連のファンドが大きく値を下げ、代わって金鉱株など海外の資源関連株へ投資するファンドが好成績を上げています。また最近では、国内株式の投資対象地域を限定した「ご当地ファンド」も登場しました。
そのほか、近年注目が高まっているファンドに「社会的責任投資(SRI)ファンド」があります。その代表例がエコファンドで、これは環境関連の企業ではなく、環境問題への対応が優れた企業に投資するファンドです。このように、社会貢献度の高い企業へ選別投資を行うファンドがSRIファンドです。最近では、環境に加え、雇用、消費者対応、市民社会貢献といった複数のファクターによって銘柄選別を行うファンドも登場しています。SRIファンドには、社会貢献度の高い企業は成長力も高いはずだという期待とともに、投資を通じてそのような企業を応援しようという意図が込められており、テーマ別ファンドの中でも長期のスタンスで投資すべきファンドです。
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