日本版401K向け|リスク回避の可能性は高い|1万円で複数のファンドに投資
ITやバイオなどテーマごとに設定されたファンドが多いなかで、複数の投資信託を組み合わせてつくられたファンド・オブ・ファンズは日本版401K向けの商品として注目を集めています。
ここ1年で3倍の60本を超えるファンドが販売されています。未公開株を対象とした複数のファンドを組み合わせたものも登場するなど、新規商品の開発競争が激しい分野です。
しくみ 投信会社が、独自のスタイルで運用している複数の運用会社を選び、運用を委託します。たとえば一つのファンド・オブ・ファンズを設定するにあたり、5社のファンドを選びます。そして内訳として20%をフィデリティ・日本株ファンド、15%をゴールドマン・サックス日本中・小型株ファンドに、といった具合に構成し1つにパッケージにするのです。複数の投資信託を再構成した金融商品です。
その結果、投資家は、1つのファンドを購入することで、複数のファンドヘ自動的に投資していることになります。
組み合わせ比率は、投信会社の判断でその都度変更されます。運用会社の運用状況を把握し、分析する投信会社の能力がなにより重要といえるでしょう。申し込み単位は1万円以上、1円単位。投資家にとっては少額の資金で複数のファンドを同時に購入できる楽しみがあります。
メリット 各運用会社それぞれの運用方針に基づき、分散投資されている投資信託が多数組み合わせられているため、多くのファンド・マネージャーの目が介在し、リスク回避の可能性が高まります。
デメリット ファンド・オブ・ファンズの運用が思わしくないとき、複数の異なる会社に運用を委ねているため、その理由がわかりにくくなる可能性があります。投資家と運用会社の距離が遠いので、なにが悪かったのか、運用を委託した投信会社の分析力と情報開示の姿勢が問われます。
税金 値上がり益の20%課税です。
注意 「各社を代表するトップファンドマネージャーたちが結集」など派手な宣伝文句が目をひきます。しかし、実際のファンドの運用はチームによって通常行われますし、ランキングは過去の一定期問の実績を分析したものですから、将来の運用成績等を保証していません。また、信託報酬は購入したファンド・オブ・ファンズそれ自体と、組み入れるファンド双方について支払うので、トータルの信託報酬は高めになる点に注意が必要です。
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