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外貨預金

〜注目の金融商品〜

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外貨建ての預金|為替リスク、手数料がある|国内預金よりも高金利

米ドルやユーロ、英ポンドなどの外貨建ての銀行預金です。種類は外貨普通預金と外貨定期預金が一般的です。取扱い金融機関によって取扱い通貨や金利、最低預入限度額は異なります。また、外貨建てのため為替リスクがあります。為替相場の動向次第では、満期時や解約の際、円に換算した金額が、預入れ金額を大きく上回ることもあれば、反対に下回ることもあります。


メリット
預金金利は海外金融市場の金利水準をもとに決定するため国内金利よりかなり高い金利で運用することができます。円高の時に預け、円安の時に円転することにより為替差益を狙うこともできます。また、外貨のままトラベラーズチェックにして使ったり、外国に送金したりすることも可能です。ただし、別途手数料がかかります。ボーナス時期などは金利上乗せを期間限定で行う金融機関もあります。

デメリット
外国為替の動向次第で、元本を大幅に割り込むことがあります。高金利だけに注目して預け入れると為替差損を被り、結局は元本割れということもありますので注意が必要です。預金保険制度の対象ではありません。

しくみ
取扱い機関は都市銀行、地方銀行、信託銀行、第二地銀、信用金庫、在日外国銀行など。預入れ期間は定期預金の場合、1カ月、3カ月、6カ月、1年などが一般的です。シティバンクでは、2週間から取り扱っています。中途解約は原則としてできません。手数料は通貨によって異なります。預入れ・払出しでの為替手数料が往復でかかります(米ドルの場合1ドルあたり片道1円、往復で2円が一般的)。流動性の低い通貨ほど為替手数料は高くなります。

▽手数料
円から外貨に交換する際、外貨から円に交換する際にそれぞれ為替手数料がかかります。別途徴収されるのではなく為替レートに織り込まれています。円を外貨に換えるときのレートをTTS(対顧客電信売相場)、外貨を円に換えるときのレートをTTB(対顧客電信買相場)といいます。TTSl仲値+為替手数料、TTB=仲値−為替手数料。この為替手数料は米ドルで1円が一般的ですが銀行や通貨によっても異なります。為替相場はテレビや新聞でも報じられていますが、銀行間で使用するインターバンクレートとは異なりますので注意が必要です。

▽その他の商品
外貨預金を始めたいが、いつ始めたらよいかタイミングがつかめないという人は、積み立てという方法があります。毎月一定額ずつ自動的に外貨を買い付けるので、タイミングに悩まず預金をすることができます。また、ドルコスト平均法のメリットを受けることもできます。これは預け入れる期間を何回かに分けることにより、毎回の為替レートを平準化し為替相場の影響を小さくする効果が期待できるものです。東京三菱銀行で「継続預入プラン」、シティバンクで「マイファースト外貨」という商品を取り扱っています。

ライバル商品
外貨建てMMFが対抗商品です。比較してみると外貨建てMMFは手数料が米ドルで往復1円と、外貨預金の半分のところが多く、利回りも外貨預金より高いため、外貨建てMMFに軍配が上がります。ただし、外貨のまま運用(トラベラーズチェックとの交換や、外国送金)はできないので、この点では外貨預金が便利です。

近況
近年の低金利の影響で、外貨預金の人気は徐々に高まってきています。各行ともかなり力を入れており、銀行によって商品や金利、手数料に違いがありますので、自分に合った商品を探してから預け入れたほうがいいでしょう。外貨普通預金、外貨定期預金ばかりでなく外貨通知預金や外貨貯蓄預金、積み立てタイプのものなど種類が豊富になってきています。

ソニー銀行やシティバンクなどはネットで原則24時間取引可能なので日中取引できない方に便利です。シティバンクでは預け入れ時、解約時とも主要通貨の為替手数料をすべて1円としています。米ドル以外の主要通貨を預け入れたい人にはメリットがあります。また、ボーナス時期には期間限定で金利上乗せキャンペーンが行われたりするので、ボーナスの預け先として外貨預金を考えてもよいでしょう。

注意
外貨預金は、預金開始時より円安になれば為替差益を得ることができるというメリットがある反面、円高になれば為替差損が発生するというリスクがあります。従って、為替相場の値動きを毎日チェックする必要はなくても、為替相場の大きな流れは把握しておく必要があります。また、円にもどす時のレートがいくら以上になれば利益が得られるのかという損益分岐点を計算しておくとよいでしょう。計算の仕方は以下のとおりです。

元本10万円、TTSレート 120円、年利1.2%で1年問預けた場合。

外貨預入れ金額 10万円÷120円=833.33ドル
受取り利息 833.33ドル×12%=10ドル
税引き後受取り 10ドル×0.8+833.33ドル
金額 =841.33ドル

満期時の税引き後受取り金額は841.33ドルです。これを元本10万円になるように為替レートを計算します。

10万円÷841.33ドル=118.86円

よって、TTBレートードル118.86円が損益分岐点になります。118.86円より円安のときに円に戻すことで、収益を得ることができます。

税金
20%源泉分離課税で、障害者などを対象とするマル優(少額利子非課税制度)は適用されません。為替差益が生じた場合は雑所得扱いになり、他の雑所得と合算のうえ年間20万円以下であれば申告は不要です(給与収入2000万円以下の場合)。為替差損が生じた場合は、黒字の雑所得から控除することができます。


 

 
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